ねぎ

県農林部経済流通課

食品豆知識(ねぎ)

毎日寒い日が続きますね。暖かいお鍋がおいしい季節です。今回はお鍋に欠かせない「ねぎ」を御紹介します。


ねぎといえば深谷ねぎ

埼玉自慢の野菜はたくさんありますが、「深谷ねぎ」もそのひとつ。「深谷ねぎ」とは、深谷市を中心に妻沼町、本庄市、上里町など県北の利根川流域で生産される、白身が長い根深ねぎの総称です。明治時代の後半から藍(染料の原料)の栽培に代えて作られ始めました。この地域は耕土が深く土地が肥えており、品質の良いねぎが生産されています。大正時代に鉄道を利用して深谷駅から東京をはじめ各地へ出荷されたことから「深谷ねぎ」の名が広がりました。
現在、埼玉県ではこの「深谷ねぎ」のほか、県東部の越谷市などでもねぎが栽培され、全国で2位の生産量を誇っています。


根深と葉ねぎ

日本のねぎは「根深ねぎ」と「葉ねぎ」の2種類に分けられます。
「根深ねぎ」は白身の部分が長いので白ねぎとも言われ、関東を中心に東日本で多く栽培されています。「葉ねぎ」は青ねぎとも呼ばれ、関西を中心に西日本での栽培が盛んです。最近では関東でも利用されるようになりました。「万能ねぎ」は、葉ねぎを若取りしたものです。


ねぎに蜜が?

ところでねぎの白い部分は何だと思われますか。茎? 残念。ねぎの茎はとても短く根っこの付け根の堅い部分だけです。普段食べているのは葉の一部(葉鞘〔ようしょう〕)なんです。ねぎに土をかけて(土寄せ)上に上に伸ばすことで、あの白く長いねぎにするのです。
また、ねぎの葉に蜜が出るのを知っていますか? ねぎは寒さ(霜)にあたるごとに甘さが増してきますが、特に12月中旬から2月下旬にかけては、ねぎの葉を注意してみると粘りけのある小さな水滴が噴き出しているのが見られます。これは、光合成で作られた貯蔵養分「蔗糖」で、このあふれ出る蜜は、十分に太陽の光を受け、盛んに光合成している証です。この水あめ蔗糖の噴き出る季節が「深谷ねぎの旬」でおいしい理由です。
快晴日数全国1位、冬の日照時間が月200時間を超す恵まれた陽の光で育てられた埼玉のねぎ。どうぞご賞味ください。

給食会報123号(平成13年1月)から


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