ブルーベリー
県農林部生産振興課
歴史
ブルーベリーは北米原産の果樹です。20世紀初めからアメリカ・ヨーロッパを中心に品種改良が進められ、広く世界で栽培されるようになりました。
本県では、桑園跡地を有効利用するため、美里町や熊谷市(旧江南町)を先がけに、ブルーベリーが広い地域で導入されるようになりました。
本県では、平成14年の栽培面積は約24ヘクタールでしたが、平成19年には約65ヘクタールまで増加しています。
特性
ブルーベリーは防除作業がほとんど必要なく、栽培管理が容易です。加えて、果実が軽量であることから、女性や高齢者でも取り組みやすい品目です。
また、観光摘み取りにも向くため、収穫作業の省力化と同時に消費者との交流が図られるという長所があります。
更に、加工にも向くことから、生食以外にジャム等の加工品が開発されています。
栽培が盛んな地域の学校では、既にブルーベリージャムが給食に使われ、おなじみとなっています。
機能性成分
ブルーベリーに多く含まれるアントシアニンは、目の疲れによいと言われています。
鉄分が多く含まれることから、貧血の予防にも役立つといわれています。
また、食物繊維が含まれていることから、便秘の解消等、整腸に役立つと言われています。
品種
- ティフブルー
最もポピュラーな品種です。7月中旬から9月中旬頃収穫されます。果実が明るい青色であり、貯蔵性が高く、生食だけでなく、加工にも向いています。 - ダロウ
6月中旬から7月中旬頃収穫されます。大粒で明るい青色の果実で、熟すと甘味が強くなり、生食に向いています。 - ウエイマウス
6月中旬から下旬頃収穫されます。暗い青色の果実で、生食に向いています。このほか、「スパルタン」、「ウッダード」、「ホームベル」等の品種があり、8月下旬頃まで収穫可能です。
給食会報149号(平成21年9月)から