ヨーロッパ野菜
さいたまヨーロッパ野菜研究会 事務局
さいたまは国内最大級の「ヨーロッパ野菜」産地
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写真の色鮮やかなヨーロッパ野菜はすべて、さいたま市内の若手農家が栽培したものです。実はこの10年ほどで、さいたま市は国内最大級のヨーロッパ野菜産地となりました。
栽培のきっかけ
「フランス料理やイタリア料理で使う新鮮なヨーロッパ野菜が手に入らない。地元で栽培できないだろうか?」
2013年、地元シェフからの相談をきっかけに、「さいたまヨーロッパ野菜研究会(ヨロ研)」が発足しました。ヨーロッパ野菜は高温多湿に弱く、従来はほとんどが輸入品でした。そこで地元の若手農家・種苗会社・シェフなどが協力し合い、何度も失敗しながら栽培・流通させていったのです。
人気のヨーロッパ野菜
子供たちに人気のヨーロッパ野菜をいくつかご紹介しましょう。
ビーツ:ボルシチなどに使われる真っ赤な根菜。甘みがあり、チョコレートとの相性が良いのでデザートにも使われます。
カーボロネロ(黒キャベツ):イタリアの結球しないキャベツ。加熱すると旨味と甘みが強く、煮込みやスープに向いています。
カリフローレ:カリフラワーをスティック状に改良したもの。柄がサクサクと甘くアスパラガスのような食感です。
学校給食とヨーロッパ野菜
ヨーロッパ野菜は学校給食でも人気です。さいたま市内の小中学校では年に1回、全校一斉給食でヨーロッパ野菜が使われているほか、さいたま市長杯のヨーロッパ野菜料理コンテストでは、給食部門に毎年多くの応募をいただいています。
さらに、2021年からは学校農園で栽培したヨーロッパ野菜を学校給食に使う活動も始まりました。見た目も味も個性的なヨーロッパ野菜、もっと子供たちに親しんでもらえると嬉しいです。
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給食会報186号(令和4年4月)から