豆腐

株式会社ライクスタカギ 代表取締役社長 星田 博文

食品豆知識(豆腐)

今や世界中で食べられている豆腐ですが、そのルーツは中国だと言われています。今から2,000年以上も前の前漢の時代。初代皇帝の孫である劉安が部下に作らせたのが、豆腐の始まりとのことです。

「豆腐」という字は「豆がくさる」と読めます。ところが豆腐は、作るときにはきれいな水が欠かせず、何より鮮度が大切とされる食品です。昔の人も「腐」という字に違和感を持ったようで、豆腐と納豆が伝わった時に、名前が入れ替わったのだという説を唱えました。

実は、「腐」の字の冠である「府」には「くら」という意味もあり、もともとは「庫」という字を冠にしていました。「腐」は捕った獣の肉を庫に入れて保存しておく状態を表した字で、初めは死後硬直で固くなっている肉が、食べられるくらいに柔らかくなってくることから、のちに肉に限らず、ぶよぶよと柔らかいものを広く指すようになりました。つまり「豆腐」とは「柔らかい豆」という意味だというのが真相だそうです。

御存じのように、豆腐は大豆食品なので、たんぱく質をたっぷり含んでいます。しかも消化吸収率が高いので、胃に負担がかからないのが特徴です。

子どもは夏に冷たい飲み物や食べ物を取り過ぎて、お腹をこわすことがよくありますが、そんなときの体力回復に役立つのがたんぱく質です。豆腐はたんぱく質を補うとともに、約90%を占める水分が、脱水症状を防いでくれます。

豆腐が健康食品といわれるのは、植物性の脂肪をたんぱく質の次に多く含んでいるからでもあります。植物性の脂肪は不飽和脂肪酸で、コレステロールを少なくする働きがあります。同じ脂肪でも動物性は、飽和脂肪酸を多く含み、血液中のコレステロールを増やしてしまいます。成長期の子どもの肥満解消にも豆腐が効果的です。

現在、豆腐の種類はたくさんありますが、大きく分類すると「木綿豆腐」、「絹ごし豆腐」、「充填豆腐」の3種類です。県学校給食会で取り扱っている「冷凍豆腐」は、良質な埼玉県産大豆を100%原料に充填豆腐を、一丁一丁丹念に製造していることから、冷凍ではありますが、より生の豆腐に近い「冷凍豆腐」です。安全安心で、おいしく健康で便利な「冷凍豆腐」をぜひご利用下さい。

給食会報153号(平成23年1月)から


ページの先頭へ