ほうれんそう

県農林部生産振興課

食品豆知識(ほうれんそう)

来歴

原産地はペルシャ周辺で東へはネパールから中国に渡り、7世紀頃に中国で栽培が始まりました。
この中国の栽培種は、葉がぎざぎざしており、東洋種の特徴とされています。
西へはアフリカからヨーロッパに伝わりました。ヨーロッパの栽培種は、葉が丸いのが特徴で、西洋種と呼ばれます。
日本へは16世紀に中国から東洋種が、明治に入ってフランスから西洋種が伝わりました。明治時代までは高級野菜でしたが、大正時代に普及し、昭和30年代から栽培量が大きく増えました。現在主流のものは東洋種と西洋種の交雑種がほとんどです。
埼玉県でも新鮮野菜の供給基地として児玉・大里地域や入間・北足立地域で急激に栽培が拡大していきました。
昭和42年には、現在の栽培面積とほぼ同じ2,200ヘクタールに達し、日本一のほうれんそう産地として発展してきております。


栽培

埼玉県では、畑に直播きを行う露地栽培が主体で昭和60年代まで周年で栽培が行われてきました。
ほうれんそうは、夏の暑さに弱いことから、現在では秋から春までの栽培が一般的です。
また、主要産地では生産履歴システムの導入や減農薬、減化学肥料栽培の推進を行うなど、安全で安心を追求した生産が行われています。


栄養

ほうれんそうの栄養で特徴的なものは鉄で野菜の含有量ではトップクラスです。鉄は赤血球中のヘモグロビンの合成に必要ですが、吸収しにくく、欠乏しやすいと言われていますので、十分な摂取が必要です。
また、ビタミンCは鉄の吸収を助けてくれます。


調理のコツ

ビタミンCは水溶性ですので水に溶けやすく、加熱時に壊れやすい性質を持っています。
このため、確実に無駄なく摂取するには1分ぐらい茹でて手早く調理するのがコツです。

給食会報147号(平成21年1月)から


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