さといも

県農林部経済流通課

食品豆知識(さといも)

「さといも」が日本に伝わってきたのは、縄文時代といわれ、奈良時代の歌集「万葉集」にも「宇毛(うも)」として「さといも」が登場しています。江戸時代までは「いも」と言えばさといもを指すほど人々に親しまれていました。


さといもの種類

「さといも」の種類はとても多く、国内だけでも実に約200種類ものさといもがあります。

  • 土垂(どだれ) 子いも、孫いもを食べる品種です。子いもに比べ、孫いもの方が少し柔らかく、おいしいと言われています。埼玉県で生産されている6~7割がこの種類です。
  • たけのこいも 親芋を食べる品種で、九州を中心に栽培されています。子いもの数が少なく、大きくなりません。そのかわりに親芋は大きく、長さ60cm、径10cmにもなり、たけのこのように地上に頭を出します。市場では「京いも」と呼ばれます。
  • 八つ頭(やつがしら) 親いも、子いも、両方を食べる品種です。親いもと子いもが分かれず、塊になっています。人の頭(かしら)に立つ、という語呂合わせから、正月のおせち料理に使われます。

xさといものぬめりは

さといもの皮をむくと手がかゆくなるのは、アクの中に含まれるシュウ酸カルシウムが原因です。このシュウ酸カルシウムは針のような形をした結晶で、これが手に付くとチクチクしてかゆくなるのです。
また、さといものぬめりは、たんぱく質と炭水化物が結びついてできていますが、このぬめりに含まれるムチンという糖タンパク質には、解毒作用があり、胃や腸の潰瘍を防いだり、老化を防ぐ働きがあります。


高品質な埼玉のさといも

埼玉県のさといもの収穫量は全国第4位。所沢市、狭山市、川越市など入間郡で多く生産されています。
本県の生産者は落葉を使った土づくりをはじめとした栽培管理の徹底により、品質の高いさといもを生産しています。この生産者の努力により、本県のさといもは、味・品質ともに市場から高い評価を得ています。
近年、小型のさといもを中心に中国からの輸入が増えてきていますが、「埼玉県産のさといも」を店頭で見かけましたら、是非お試しください。

給食会報117号(平成11年1月)から


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